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【海外派遣】AJGAサンダーバードインターナショナルジュニア詳細

AJGAthunderbird

世界のトップジュニアの壁に阪根40位タイ、河野17位タイ

 

5月27日~30日

▽米アリゾナ州スコッツデール、グレイホークゴルフクラブ ラプターコース(男子7023ヤード、パー72、コースレート73・9、女子6285ヤード、パー72、コースレート76・3)

▽参加国=17カ国▽参加選手=男子48名、女子30名

▽JJGA派遣選手=阪根竜之介(高3)、河野杏奈(高2)

 

今年で17回目を迎えるこの大会。毎年アメリカ南西部のアリゾナ州スコッツデールにあるグレイホークGCで行なわれる。最高気温が35℃を超える日もあるこのコースで、AJGAの大会で最多の国から招待された選手と全米トップジュニアが競い合う。AJGAランキングでも上位選手しか出場できない全米有数の大会だ。
戦いの舞台となるグレイホークGCは、平坦でOBはほぼないが、コース脇にはブッシュやサボテンが茂り、1つのミスで大きくスコアを崩してしまう。それに加えて、アメリカ独特の複雑なアンジュレーションの高速グリーンが待ち構えている。
この大会にJJGAから派遣されたのは阪根河野。過去には現在日本のプロツアーで活躍している選手が何人も挑戦したが、上位に食い込めていない。しかし、昨年石過功一郎と小倉ひまわりが挑戦し、石過が3位タイ、小倉が8位タイと歴代の記録を大幅に塗り替えた。阪根と河野が彼らの記録に迫れるかに期待がかかる。

 

トップ10を目指した阪根竜之介だったが……

1日目 阪根は出だしの10番でボギーとスタートダッシュに失敗すると、出入りの激しいゴルフながらも前半を1オーバーで折り返す。後半に入っても1番でまたしてもボギーと波に乗れない。「ショートパットのミスが多かった」と言う通り我慢のゴルフが続いた。2、3、7番でバーディーを奪うも4、5番ボギーとスコアを伸ばせない。この日73の17位タイでホールアウトした。

2日目 この日も10番からのスタート。前半こそショットが安定して1バーディー・2ボギーで折り返すも、後半に入り急転。ブッシュに捕まるなど2バーディー・2ボギー・3ダボと大荒れのゴルフ。この日79、トータル152で37位タイと大幅に順位を下げた。
最終日 この日は1番からのスタート。「1つでも順位をあげるため、アンダーで回ることを意識し、自分のプレーを心掛けます」とスタート前に決意を語った阪根。7、9番でブッシュに入れてしまいボギーとした以外は安定していた。5番で5mのフックラインを見事読み切りバーディーを奪ったが、残りのホールはバーディーチャンスを決めきれず1オーバーで後半へ。12番までパーで迎えた13番パー3。このホールでバンカーにつかまり痛恨のダボとすると焦りからか14、17番でボギー。後半はバーディーなしでフィニッシュ。この日77、トータル229で40位タイと悔しい結果に終わってしまった。

阪根選手の話 この試合でトップ10に入るため、特にパッティングを重点的に練習してきました。しかし、試合を通じてティーショットの精度とパッティングが課題と改めて思い知らされたので、練習して改善していきたいです。この派遣試合を通じて、アメリカ最高の試合でプレーできたことは、今後のゴルフ人生に大きな変化をもたらしてくれると感じました。

 

河野杏奈、飛距離では負けていなかったが……

1日目 10番からスタートした河野は、いきなり2打目をグリーン右のバンカーに入れてしまいボギーとつまずいた。しかし、11番パー5では持ち前の飛距離をいかしバーディーと振り出しに戻す。しかし、この日1日アプローチとパッティングに苦しんだ河野。13、18番でアプローチミスからボギーで前半を38。後半も3、5番で3パットのボギーとし38とピリッとせず、76の14位タイで1日目を終えた。

2日目 この日は1番からのスタート。前日からの課題であるアプローチとパッティングがこの日も河野を苦しめた。6番で7mのバーディーパットを沈めるも、バーディーはこの1つだけ。持ち味の飛距離を活かしきれず5ボギー。この日も76トータル152で13位タイとした。

最終日 「最終日なので思い切ってアンダーを出そう」と心に秘めてスタートした河野。2日間安定していたティーショットだったが3番で左に曲げ、ブッシュに打ち込みアンプレヤブルのダボ。4番パー5では2mのバーディーパットを沈め1つ取り返す。7番パー5をバーディーも、6、8、9番をボギー、10番では池に入れダボとアンダーは遠のくばかり。11番から開き直ったかバーディーチャンスに次々つけるが、パターを決めきれず15番で30㎝に寄せた1つだけ。3日連続の76、トータル228の17位タイに終わった。

河野選手の話 3日間をイーブン以下で回ろうと目標を持って大会にのぞみました。ドライバーの飛距離は海外の選手に負けていませんでしたが、トップ選手との差はアプローチだと改めて感じました。大会の雰囲気は、日本よりイベントのような感じでとても楽しかった。海外の選手とのコミュニケーションは、ジェスチャーや簡単な文章で少しは会話できましたが、聞き取るのが難しかったです。

 

優勝はアガスティーナ・ゼバロスとノーマン・ジョン

女子部門をトータル211で制したのはアルゼンチン出身のアガスティーナ・ゼバロス(16歳)。初出場したアニカインビテーショナルでの5位タイに続き優勝。男子部門は最終ホールまでもつれ、難しいパーパットを見事沈めたノーマン・ジョン(17歳)がトータル207でAJGA初優勝を飾った。

 

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