2018年10月1日
【海外派遣】AJGA Girls Championship 詳細
8月31日~9月3日▽米国サウスカロライナ州グリーンビル、ファーマンゴルフクラブ(女子6215ヤード、パー72、コースレート75・4)▽参加選手=女子78名▽JJGA派遣選手=八木涼風(高2)、横山珠々奈(中3)▽派遣選考=2017年度チームタイガー
今回の大会はアメリカ中央部に位置するサウスカロライナ州グリーンビル、ファーマンゴルフクラブで開催された。フラットだが、左右のブッシュがプレッシャーをかけてくる。
この大会にJJGAから派遣されたのは八木涼風と横山珠々奈。横山は海外大会初挑戦だが、八木は3月のIMGジュニアゴルフツアーで優勝している。両選手とも自身初となるAJGA大会優勝を目標に掲げていた。2年連続で練習ラウンドがスコールにより途中で中止されたことが気がかりだった。
1日目 風は強くなかったものの、前日のスコールの影響が多くの選手を悩ませた。
【八木】 両選手は同組となり、10時に10番からスタート。10番で2打目を2mに寄せてバーディーを奪う幸先の良いスタート。12番では2mのパーパットが決まらずボギーも、13番では6mの下りスライスのバーディーパットを沈める。15番でロングパットが決まらずボギーとし、前半をイーブンで折り返した。後半3番でボギーとするもその後はパーでしのぐ。8番をボギーとし後半は38、トータル74でホールアウト。「前半はパターが良かったけど後半は入らなかった」と悔しさを口にした八木、28位タイで1日目を終えた。
【横山】 「海外の大会は初めてなので楽しんでプレーしたい」という横山。11番でボギーとするも、その後は安定したプレーでパーを重ねる。後半1番をボギーとするも、5番で4mの上りのパットを決めバーディーを奪う。7番では右手前からのアプローチが寄らずボギーも、続く8番ではカラーから6mのバーディーパットを沈め、後半はイーブンでホールアウト。「ドライバーは曲がらなかったけど、バーディーパットが入らなかった」と反省しきりの横山、トータル73、20位タイで1日目を終えた。
2日目 風は穏やかだったが、日中は気温がぐんと上がった。
【八木】 この日も両選手は同組で1番から9時にスタート。2番でバーディーを奪い、安定した立ち上がり。しかし7番パー4、下り11mのパットがショートし、3パットでダボとする。さらに9番では1打目を池に入れて再びダボとし、39で折り返す。後半も10、12番とボギーとするも、続く13番で2mのバーディーを奪いようやく悪い流れを止める。14番をボギーとするも17番では11mのパットを沈めバーディー。18番パーで後半37の76。「7番の3パットから流れが悪くなってしまった」と肩を落とした八木、トータル149で44位タイに順位を落とした。
【横山】 同組でスタートした横山は3番でバーディーを奪う。4番はボギーとするも、5番で11mの上りのバーディーパットを沈める。7番をボギーとすると、その後はバーディーチャンスこそ生かせなかったがパーでしのぐ。15番ではティーショットが林に入りボギーも、17番でバーディーを取り返す。最終18番は3パットのボギーとし、前半36、後半37の73でホールアウト。「バーディーを取った直後にボギーを打ってしまい流れに乗れなかった」と悔しがった横山、トータル146で19位タイに順位を上げた。
最終日 2日目同様風は穏やかだったものの、日中は気温が上がった。
【八木】 「1打1打集中してプレーする」と意気込む八木は、8時20分に10番からスタート。その10番で2mのパーパットが入らずボギーとすると、12番まで3連続ボギーとしてしまう。13番パー5をパーとし悪い流れを止めたかに見えたが、続く14番でまたもボギー。その後は落ち着いたものの、後半5番では2mのパットが入らずボギー。7番もボギー。最終9番では1打目を右に曲げて池に入れダボでフィニッシュ。「良かったところはなし。バーディーを1つも取れなかった」とがっくり肩を落とした八木、前後半とも40の80、トータル229の64位タイで大会を終えた。
【横山】 「楽しんでプレーする! バーディーをたくさん取りたい」という横山は9時に1番からスタート。1番で3パットしボギーも、2番は3打目を50センチにつけてバーディー。3番でもバーディーを奪う。この時点のスコア速報では1桁順位に迫る勢いだった。しかし6番でパーパットがカップに嫌われボギーとすると、ここから雲行きが怪しくなる。8、9番とバンカーに入れて連続ボギーとすると、10番では2回池に入れて8打もたたいてしまった。それでも気落ちせず、11番で1mに寄せてバーディーを奪うと、13番でも1mに寄せてバーディーと、意地を見せる。迎えた最終18番、2打目がグリーンを超えてダボとして、前半38、後半40の78、トータル224でフィニッシュ。「10番で2回池に入れたこと、18番のダボが最悪でした」と唇を噛んだ横山、41位タイで大会を終えた。
八木涼風選手の話
芝が日本と全然違って、ラフもふかふかで難しかった。ショットがぶれてしまった。方向性の精度も飛距離も上げていかないといけない。振っても曲がらない身体作りが必要だと感じた。海外の選手はめっちゃ振るのに方向性が良かった。
横山珠々奈選手の話
芝の質やグリーンが日本とまったく違っていた。ショットは通用していたけど、距離の判断がうまくいかなかった。最終日に78も打ってしまったのがとても悔しい。次の海外の大会に出場したときは、今回の苦い経験を生かしたいです。