2018年2月1日
【海外派遣】ANNIKA Invitatonal USA presented by ROLEX 詳細
1月12~15日▽米国フロリダ州セントオーガスティン、ワールドゴルフビレッジ スラマー&スクワイアコース(女子6415ヤード、パー72、コースレート77・1)▽参加選手=女子72名▽JJGA派遣選手=大林奈央(高3)▽派遣選考=あるふぁくらぶジュニアチャンピオンシップ
2009年から開催されているアニカインビテーショナルは今年で10回目。戦いの場もリユニオンリゾートから、フロリダ州セントオーガスティンにあるワールドゴルフビレッジに移った。敷地内にはゴルフ殿堂博物館があり、2つのチャンピオンコースが広がる。高低差こそないものの、ウォーターハザードがプレッシャーをかけてくる難易度の高いコースだ。
この大会にJJGAから派遣されたのは、10月のあるふぁくらぶジュニアチャンピオンシップで総合優勝した大林奈央。8月に派遣されたAJGAコカ・コーラジュニアで優勝し出場権を獲得した。念願叶って得たインビテーショナル大会、大林は優勝を目標に掲げていた。
1日目 風は強くなかったものの、気温が前日よりぐっと下がった。
大林は8時15分に1番からスタート。「レベルの高い試合なので、周りを気にせずしっかり自分のプレーをしたい」との言葉通り、4番までパーセーブ。5、6番でアプローチミスから連続ボギーをたたくも、7番で5mのパットを沈めて初バーディーを奪う。アプローチが安定しなかったものの、パターでしのぐ展開。14番でロングパットを寄せられずボギーも、16番で下りの4mを決めるバーディーで悪い流れを止める。この日は2バーディー・3ボギーの73、10位タイスタートとなった。
2日目 1日目よりさらに気温が下がり、時折強い風も吹いた。
この日は9時15分に1番からスタート。2番でショートパットを外してボギーも、4番でバーディーを決めてすぐさま取り返す。その後はパーで耐えるも、9番でアプローチが浅くなってしまいボギー。悪い流れを止めたかったがバーディーチャンスをなかなか作れない。13番では3パット、16、17番と連続ボギー。「13番からずるずる悪い方にいってしまった」と悔やんだ。この日は37・39の76、順位も19位タイに後退した。
最終日 時折強い風が吹いたものの、2日間に比べると穏やかな一日となった。
「アンダーパーを目指しながらも楽しもうと思った」と意気込んで臨んだ最終日、9時5分に1番からスタート。前日不安定だったアプローチがこの日は安定し、バーディーチャンスを作れた。4番では2mにつけてバーディーを奪うも、6番では2mのバーディーチャンスを逃してしまう。直後の7番、下りのロングパットを3パットしボギー、続く8番もオーバーして3パットと連続でボギーをたたく。9番もオーバーしたが、なんとかパーセーブし悪い流れを食い止め、前半を1オーバーで凌いだ。
後半に入った。10番で5mのスライスをねじこみバーディーを奪うと、調子を取り戻す。15番では2mにつけてバーディー、16番ではアプローチで寄せるもカップに嫌われボギー。17番では3mに寄せてバーディーを奪い念願の1アンダーとするも、最終18番で2打目をバンカーに打ち込み、バンカーから寄せられずボギー。結局この日は4バーディー・4ボギーの72でフィニッシュ。トータル221とし11位タイまで順位を上げたが、入賞圏内には届かなかった。
大会優勝者
カリフォルニア在住のリー・イェー(中国)が3日間トータル214と唯一アンダーで回り逆転優勝。初日69のクライス(フランス)は最終日77で首位の座を明け渡した。
大林奈央選手の話
初めてのインビテーショナル大会でレベルの高さに驚いた。コースもプレッシャーのかかるホールが多かった。でも憧れのアニカに会えたのはとても嬉しかったです。試合は悔しいことが多く、もっと練習しなければと思いました。タフなコースでレベルの高い試合に出場することができて今後へモチベーションが高まりました。足りないところを克服して長所を伸ばしていきたいです。